■MIP社水陸両用MS実験機 解説文

写真は先日MSV-Rコンに投稿したものと同じモノ4枚。後日、再度撮影して完成記事とともにアップします。今回は投稿した解説文の補足分を先行してアップします。
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【解説文】
地球本土侵攻作戦に伴い公国は地上用のMS開発を余儀なくされる。何故なら地球の大半を占める海洋または河川などがある為作戦上、水陸両用タイプは必要不可欠であるからだ。宇宙で多大な戦果を挙げたMSと言えども水中に落ちれば重量で水没、漏電により各所機能は停止し可動不能となる。それは操縦士にとっても死を意味する。兵器局は軍需メーカーに水陸両用MS開発の通達を出した。急を要する為、ジオニック社独占ではなく各社競作というカタチになる。その中のザクをライセンス生産していたMIP社も水陸両用MS開発に着手する。北米大陸西海岸のキャルフォルニアベースは早々と制圧された為、近郊のサンフランシスコ湾が各社の実験場、開発の舞台となる。監督総指揮は地球方面軍司令官でもあるガルマ・ザビ大佐。
San Francisco bay

他社もそうであるがMIP社もザクをベースとした改良を試みる事になる。新規開発よりザクで済んでしまえば時間もコストも浮く事になるからだ。まずは浸水の対策の為に各関節、電装などの防水加工を施した。コクピットは耐圧コアを既存のスペースに無理矢理詰め込まれさらに上にはダクト下にはバラストタンクが迫っている為、かなりの狭小空間となっている。潜り込むように搭乗し内部もほぼ屈み込むような姿勢で操縦しなくてはならない。目の前すぐにモニターパネルがあるという状況は乗る者とっては相当な圧迫感があったようだ。バラストは腹部に他に脚部にも設置されている。靴底のエンジンノズル及びスラスターは共に大腿部、フクラハギにある燃料タンクも当然撤去され、そこにバラストタンク、フラッドホールが設けられている。外装的には頭部から肩にかけて流線型となっている。頭頂にはサブカメラが付いておりメインと共に防水耐水性のものとなっている。肩のアーマーは装甲と言うより水抵抗を考慮したカウルとしての意味の方が大きい。また脚裾のフレアも水抵抗の関係から外されている。動力パイプは同じ意味で全て05型と同様内部に戻された。背部の新規開発された熱核水流エンジンにより巡航、肩と脚部の合計14カ所の水流ファンによって姿勢を制御する。武装は240㍉ミサイルを4発をリボルバー方式で発射できるサブロックガンを装備する。これは弾頭によっては水中でも空中にも発射可能であり、他にMMP社製のM-120A1を防水加工改造されたライフルも装備されるがこれは目的地陸上使用の為のものであり水中では発射できない。無論、陸上に限りM-120A1などザクと同様のものを装備できる。接近戦用に開発されたソードは情報は不確かであるが連邦側から裏取引され入手した合金で出来ていると噂される。

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この機体であるがあくまでMIP社の実験機である為開発コードというものは局から与えられていない。しかし便宜上社内ではYMS-04Mと記述され名称はタダ単に’ザク’あるいは’ゼロヨン’と呼ばれていた。そもそも機体は’新造’では無く’改修’といったほうが正しいほぼザクのままである。2機のみ改修されが、1号機はパイロットは無事脱出したが外洋運航実験中にバラストのトラブルで海の藻屑となってしまった。この事故によりバラスト、浮力材の容量不足が原因で浮き沈みの悪さ機動性の悪さ武装運用の悪さなど様々な点が問題視され、その時点で開発は中止され改修ではなく新規設計に方向変換される。同時期にはツイマッド社、スウィネン社は続々と開発に成功する。スウィネン社の機体にはこの機体に与えられる筈であった’04’のナンバーが。これには開発部は苦虫を噛み潰したような思いをする。
しかし、この機体は決してムダにはならなかった。なぜならば遅れて完成した量産機は実験データが生かされ、その両腕にはソードと同質のクローが合計6本と、それぞれにMMP社製のライフルを内蔵。胴体に固定された頭部には240㍉ミサイルが固定武装された。事故の際操縦士の命を救った緊急脱出システム付きのハッチはそのまま採用され、平行して開発中の大型MAのハッチとしても採用される。背部の熱核水流エンジンは完成度が高く若干の調整でそのまま搭載された。もっとも腕部にまで追加されたバラスト、コクピットの容積の増大、固定武装化などに変更に従い自重も増大。それを維持するため機体そのものの出力もアップされ重ね着するが如く自重がさらに増大。その為にコレを2基要することなった。コレは他社MSにも供給され搭載されたほどである。因みにこの次期量産期は各社の中でかなりの遅れをとったにも関わらず、最大の戦果を挙げる機体となり後期のモデルには両腕にメガ粒子砲を搭載したモデルもある。大戦中、各社の中で桁違いの受注があり、逆を言ってみればザクを使用せず新規に製造したおかげでジオニック社に支払う金額も皆無に等しく、結果的に企業は膨大な利益を上げる事ができた。
一方、この実験機の2号機は大戦末期、キャルフォルニアベース奪回作戦時定数割れした部隊に編入されいる。バズーカと片脚にミサイルポッドを装備して出撃した。しかし連邦のMSの猛攻に会い、実験場であった湾まで部隊は後退し、壊滅。2号機も大破している。操縦士は機体とともに臨時増員されたMIP社員2号機テストパイロットだった。この民間人動員はかなりの問題であったが軍によって隠蔽された。当時の関係者によると本人の希望だったようである。ジオン国民ではあるが彼の生まれはサンフランシスコであった......。



最後まで読んで頂いた方、妄想につき合ってくれてありがとう。(藁)
ラストの連邦の上陸、攻撃シーンから、この2号機がズタボロに銃撃にあって湾に落ちてゆっくり沈みゆくまでジェリー・ロンドンの「思い出のサンフランシスコ」が流れる.....,そんなラストがいいなぁ。映像にはならんけど。(’’)


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■コメント

■Re: MIP社水陸両用MS実験機 解説文 [gakky]

設定スゴいっす・・・何という説得力・・・
こりゃあ200文字にはならないっすね(^^ゞ
「思い出のサンフランシスコ」聴きながら泣きそうになりましたよ(´;ω;`)

■Re: MIP社水陸両用MS実験機 解説文 [チアキ・バチスタ!!]

■gakky様
コメントありがとうございます!
スゴイですよぇ。こういの書き始めると止まらないんです。(藁)
昔っから妄想好きで、ガンダムとかいろいろ物語を
紙には書いてないけど頭の中で考えて楽しんでます。
今も、キカイダーとかウルトラマンとか仮面ライダーとか考えて楽しんでます。

1トーン彩度の押さえた色合いで最後は
ほぼ逆光な感じがいいですねぇ。
流行のCG+アニメみたいな動きで。
フルCGはイ・ヤ・だ!

■Re: MIP社水陸両用MS実験機 解説文 [ガンプラ好きなお父さん]

これは凄いですね~。
赤い旧ザク?でしたっけ・・ぐらいから作風もスジが通ってますよね・・・。
上手いのはもちろんですが、オリジナリティがあって見ていて楽しいです!

■こんばんはw [kobaruto]

MSV-Rでも見ました。
見てすぐにチアキさんのだとわかりましたよ(^^♪

見ていると段々ズゴックに見えてくるから不思議です。

今回設定を考えるのに皆さんじっくり考えられててスゴく説得力があります。

これもみなさん同様200文字の壁に苦労されたことでしょうね(>_<)

完成お疲れ様でした\(^o^)/

■Re: MIP社水陸両用MS実験機 解説文 [チアキ・バチスタ!!]

■お父さまへ
コメントありがとうございます。作風の変化は多分油彩を使ってからぐらいだとも思います。かなり外国人風に影響されちゃってますから。(藁)
今回は工作力とか仕上げよりデザイン重視と解釈していますのでそこそこの仕上げですね。

■kobaruto様
コメントありがとうございます。
わかりましたか?なんか全体に写真が青っぽいし。(藁)
工作中、ズゴックに見えないときがありまして
ちょっとやばかったです。
その辺は後の製作記にて.....。

学生の頃は400字書くのが億劫でした。

■Re: MIP社水陸両用MS実験機 解説文 [Ryo1]

膨大な設定文、楽しく読ませていただきました。
企業側の視点に立った設定というのがまた普通とは一味違う目の付けどころで面白いところですね。
ギュウギュウ詰めのコックピットなんかもそれっぽくて気にりました♪
そして設定文を読み終えてから完成写真を見るとまた印象が変わってくるから不思議です。
あぁ、お前はサンフランシスコで沈んでしまうんだな…となんだか少しセンチな気分になりますよ(笑)

■Re: MIP社水陸両用MS実験機 解説文 [チアキ・バチスタ!!]

■Ryo1様
コメントありがとうございます。
ウキペディアで調べてみるといろんな企業がでてくるんですねぇ。はじめは連邦とジオンだけの筈だったでしょうにね。(藁)
コクピットのあたりの話は最近発売された’しんかい2000’をイメージしています。宇宙も密閉ですけど水とはまた違いますからねぇ.....。
舞台はバハかモントレーかシスコという候補がありました。そのアタリは完成記事で....。

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